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ジョルジョ・デ・キリコ Giorgio de Chirico (1888-1978) はパリで開かれたアンデパンダン展、サロン・ドートンヌに出展 (1913) し、ギョーム・アポリネールの注目を受けた。後のシュールレアリズムの先駆となった形而上絵画 Peinture métaphysique の創設者の一人 (1917) 。
<赤色と黄色のドレープに座っているヌード Nu assis à la draperie rouge et jaune>に制作年の記載はないが、モデルはキリコ夫婦の肖像画<Isa et Giorgio>の Isa (キリコの妻 Isabella Pakszwer) 。いずれも1940年前後の作品とみる向きがあるようだ。キリコの未亡人イザベラにより、パリ市立近代美術館に遺贈された (2011) 。