フランス人の撮った来島海峡と島々

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来島海峡大橋から北北西、しまなみ海道の通る大三島の方向を望んだところ。
中央に小島とその奥に大三島の薬師山。大三島には日本総鎮守「大山祇神社」が鎮座する。
その左側の高い山は大崎上島の神峰山で広島県になる。手前の低い島影までが今治市。
来島海峡の潮の流れが窺える。見えているのはすべて島。瀬戸内海は島が多いな~

来島海峡と瀬戸内海の島々

近江・しろ平 の 果実彩菓「きんかん大福」を頂きました。キンカンは大好物です。

フランス人の観た来島海峡

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来島海峡を自転車で渡り切ろうとする辺りから来島海峡越しに今治の方向を見たところ。中央に小島、その左手前に馬島、一番手前に小武志島。
海側の両サイドが自転車専用道です。瀬戸内しまなみ海道は<サイクリストの聖地>です。
日本の地中海:瀬戸内海は島が多いな~

29/04/2018. Monsieur H.

来島大橋 / しまなみ海道 / 瀬戸内海

今日から連休です。パリからお客さん …..

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H.T. ロートレック美術館 Musée H.T. Lautrec の学芸員とフランスからのお客さん Monsieur H. が来られました。歓迎の印です。
ギヨーム・アポリネール Guillaume Apollinaire (1880-1914) の<ミラボー橋 Le pont Mirabeau>です。

ギャラリー・イグレック の花々 230 アカイシミツバツツジ

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ミツバツツジの花です。この辺りの山に咲いています。           20/04/2018.
ツルギミツバツツジ (剣) の近縁種のアカイシミツバツツジ (赤石) ではないかと思っていますが、単にミツバツツジと呼んでいるようです。左下に三つ葉の葉 (無毛) が写っています。雄しべ 10本の花が先に咲きますので、モミジを加えてみました。

アカイシミツバツツジ / Galerie Y.

ギャラリー・イグレック の花々 227 ユスラ

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満開のユスラ 梅桃 に白菜と水菜の花を投げ込みました。27/03/2018.
現在、ユスラの実が鈴なりですが、食べごろは鳥との競争です。バラ科サクラ属。
鳥が朝夕大挙して押し寄せるようになりましたので、手の届く実はすべて収穫しました。鳥の糞がピンクになっています。              25/05/2018.

ユスラ / ハクサイ /ミズナ / Galerie Y.

バルテュスによる居間 / ニューヨーク近代美術館

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ニューヨーク近代美術館 MOMA から来たバルテュス Balthus (1908‐2001) 作の<The Livingroom / Le Salon (II) (1942) >をパリ市立近代美術館で観ました。メトロポリタン美術館所蔵の<夢見るテレーズ Thérèse rêvant (1938)>では牛乳を舐めている猫が首をかしげて‥
今日は ROSE の月命日です。

Le Salon (II) par Balthus / New York,The Museum of Modern Art

昨日の姫路城は美しかったです。

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姫路城大天守 / 備前丸 / お菊の井戸 / 黒田官兵衛の石垣

JR 姫路駅 の展望回廊から撮った昨日 (19/04/2018) の姫路城です。白鷺城です。
眼前の大手前通りの突き当り右に姫路城への入り口「大手門」が見えています。入った所が「三ノ丸跡」の大広場です。
白塀の載っている石垣が「黒田官兵衛」所縁のものです。塀の向こうが「お菊の井戸」のある平場で、次の石垣の上が「備前丸」の名を遺す平場で築城主池田輝政が居館を置いていた場所です。その上に更に石垣を置いて5層の大天守が載っています。
後方の山は広嶺山で、山頂に「牛頭天王の総本宮」を京都八坂神社と共に主張している廣峯神社があります。

シャン=シュル=マルヌ城のスフィンクス

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Château de Champs-sur-Marne の庭園側に置かれているスフィンクス。
向き合った一対の彫像で、背に矢筒を肩掛けしたエンジェル Ange を乗せている。修復前のもの (31/07/2014) で、天使の指先等が損傷している。
奥に見える彫像はアポロベルベデール Apollon du Belvédère ( du Vatican) のレプリカ、建物はオランジュリー。

Sphinx / Château de Champs-sur-Marne / Champs-sur-Marne

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ジャン・コクトーの家のスフィンクス

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ジャン・コクトーが晩年を過ごしたミリ=ラ=フォレ Milly la Forêt の「ジャン・コクトーの家」のスフィンクス Sphinx  。館の入口をペアで飾る<フランスのスフィンクス>。

Sphinx / Maison Jean Cocteau / Milly la Forêt

サレ館のスフィンクス

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パリのピカソ美術館になっているサレ館 Hôtel Salé (1659) の装飾にあるスフィンクス Sphinx 。女性の頭・胸部を持つ所謂「フランスのスフィンクス」だ。16世紀以降、建築装飾や庭園装飾に使われてきた。日本の「狛犬」に当たるが、左右は同型だ。

Sphinx / Hôtel Salé / Musée National Picasso-Paris

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アテナとメドゥーサの首

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Athéna / Casque de type corinthien / Tête de la Gorgone Méduse / Cuirasse / Musée du Louvre

アテナ Athéna が身に着けているスカーフ状の胸当て Cuirass に<メドゥーサの首>が装飾されていて、メドゥーサ Gorgone Méduse の髪の毛である蛇で縁取りされている。素材はアマルテアの山羊 (父ゼウスがその乳で育てられた) の皮。
アテナの盾を借りてメドゥーサの首を取ったペルセウスがお礼に贈ったその首をアテナは自身のアイギス Égide に埋め込んだ。「コリント式の兜」「メドゥーサの首のあるアマルテアの山羊皮製のアイギス (胸当て、胴鎧或いは盾) 」はアテナの属性。
メドゥーサの首を取った帰り道、アンドロメダを救出するペルセウスを描いたティツィアーノ Titian (1485-1576) の絵画 Perseus and Andromeda は紹介済み。

パリの街燈 réverbère 49 Tour d’Argent

トゥール・ダルジャン Tour d’Argent の街燈。            04/08/2010.
トゥルネル橋左岸上流、トゥルネル河岸に面した鴨料理専門店で1582年創業と伝えられる。窓側に座ると眼前にノートルダム大聖堂等パリの中心を臨める。

Tour d’Argent / 17 Quai de la Tournelle

Voisin の<Spécialités de Lyon>

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1897年以来のリヨン Lyon のショコラティエ Chocolatier <Voisin>のお菓子3点セットです。
左右にリヨンのクッション Coussin de Lyon 、真ん中にリヨンのプラリネ Pralines de Lyon 、その間にリヨンのクエネル Quenelles de Lyon です。
美食の街:リヨン近郊の3ツ星シェフ「ポール・ボキューズ Paul Bocuse 」は忘れられませんが、今年初めに91歳で亡くなられたそうです。素晴らしい方でした。

spécialités de Lyon / Voisin / Lyon

 

アルバート記念碑 Albert Memorial

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ファラデーの立像の彫刻家、ジョン・ヘンリー・フォーリーが弟子のトーマス・ブロックと共作した金色のアルバートの座像を中央に置く<アルバート記念碑 Albert Memorial (1872 / 76)>。ケンジントンガーデンズのハイドパーク側 (東側) から見た風景。
ジョージ・ギルバート・スコット George Gilbert Scott (1811-78) によるネオゴシック:ゴシックリバイバル様式の作品。パリのノートルダム大聖堂裏にある<聖母の噴水 Fontaine de la Vierge (1845)>も同様式。
ヴィクトリア女王 (1819-1901) は王配 Prince Consort アルバート (1819-61) との間に4男5女を儲け、夫の死後は最期まで喪服を貫いたそうだ (敬意)。

Albert Memorial / Kensington Gardens / London

トラヤヌスの記念柱 のコピー / V & A 博物館

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Trajans Column : Colonna Traiana / Victoria and Albert Museum

ローマとダキア (ルーマニア) の戦争に勝利したトラヤヌス帝の戦勝記念柱 Colonna Traiana (113) のレプリカ Trajan’s Column がロンドンの<ヴィクトリア・アルバート博物館 Victoria and Albert Museum >のキャストコート Cast Courts に2つに分けて置かれている。
フリーズ:帯状彫刻 を含め、パリにある「ナポレオンのオーステルリッツ戦勝記念柱 Colonne Vendôme (1810) 」にそっくり。
フリーズでなく、フルーティング:縦溝ではあるが、エディンバラの「
メルヴィル記念碑」もこれに触発されたとされる。

マクスウェルの座像 / メルヴィル記念碑

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マイケル・ファラデーの電磁場理論をマクスウェルの方程式を用いて数式化し発展させて、電磁気学を確立したのがスコットランド出身のジェームズ・クラーク・マクスウェル James Clerk Maxwell (1831-79) 。電磁波の存在とその伝搬速度が光速と同一であることを示したのも彼だ。後に相対性理論を発表するアインシュタイン (1879‐1955) はニュートン、ファラデー、マクスウェルを高く評価していたと伝えられている。アレキサンダー・ストダート Alexander Stoddart (1959-) の作品。
背後の円柱はトラヤヌスの記念柱  Trajans Column (113) に影響を受けてウィリアム・バーン  William Burn (1789-1870) が制作したメルヴィル記念柱 Melville Monument (1823) 。エディンバラのセントアンドリュー公園 St Andrew Square にあり、「スコット記念塔」と並ぶランドマークの一つ。

Statue of James Clerk Maxwell / Melville Monument / Edinburgh

ファラデーの立像 / サヴォイ・プレイス

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「ファラデーの電磁誘導の法則」等で知らない人のいない Michael Faraday (1791-1867) の像。「哀愁」のウォータールー・ブリッジ左岸上流直ぐ、サヴォイ・プレイスの英国工学技術学会 Institution of Engineering and Technology (1871) 前にある。ジョン・ヘンリー・フォーリー John Henry Foley (1818-74) の作品。                                                                  13/08/2011.
左側にテームズ川沿いの Victoria Embankment Gardens があって人気の緑地帯。

Statue of Michael Faraday / IET London: Savoy Place / Victoria Embankment Gardens / London

クロアジー城 Château de Croissy / シャノリエ城

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中世からの封建領主 Paul Gautier de Beauvais が建てた (1754) シャトーをジャン・シャノリエが購入した (1779) 。農場と館が一体となった荘園領主の館 : マナー Manoir の本館で、シャノリエ城 Château Chanorier とも呼ばれる。一対のライオンの彫像が正面に置かれている。現在は町が所有、バルコニーに紋章が見える。館の入り口にはライオンが向き合っている。
ジャン・シャノリエ Jean Chanorier (1746-1806) はスペイン原産の羊 : メリノをフランスに導入した農学者であり、政治家であった。セーヌ川の対岸にあるシャトー・ド・マルメゾンChâteau de Malmaison の敷地をナポレオン1世の皇妃ジョセフィーヌ Joséphine de Beauharnais (1763-1814) に斡旋した人物でもある。
RER A 線 Chatou – Croissy 下車、セーヌ右岸沿いに下る。

Château de Croissy / Château Chanorier / Croissy-sur-Seine

イシュタール門のライオン

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ベルリンの壁が破られて間もなく、その象徴だったブランデンブルク門を通って「ペルガモン博物館 Pergamonmuseum 」を訪れ、復元されたバビロンの<イシュタール門 Ishtar Gate ( BC 575 頃 ) >のスケールに圧倒された記憶は今も鮮明だ。
写真は「大英博物館 British Museum 」に貸し出されている復元された<メソポタミアのライオン>。イシュタール Ishtar はシュメールのウルクの守護神で愛と美と戦いの女神イナンナ Inanna に当たリ、ライオンは象徴の一つ。

Mesopotamian lion / Ishtar Gate / British Museum / Pergamonmuseum

新バビロニア2代目の王、ネブカドネザル2世 Nebuchadnezzar II (在位 : BC 605-562 ) 治世下に建造された。

バーニーのレリーフ Burney Relief

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Burney Relief / The Queen of the Night / British Museum

今は (2003以降)「夜の女王 The Queen of the Night」と呼ばれている<バーニーのレリーフ Burney Relief  (BC 1800-1750)>です。
メソポタミア神話の「愛と美の女神イシュタル Ishtar」か姉のエレシュキガルと見られています。
イシュタルはシュメール神話のイナンナ Inanna です。お供の聖獣、ライオンの上に立っている足は控えのフクロウの足になっています。そして、両手に尺度と巻き尺 Rod-and-ring symbol を持っています。神権或いは王権を象徴するものと思われます。
頭に被っている「アヌンナキの三重冠」は天と地と地獄を治める太陽の象徴です。
イナンナはギリシャ神話でアプロディーテ、ローマ神話ではヴィーナスになります。
テラコッタの高浮彫で、大英博物館で見ることができます。

 

皇居乾通り – 4 飯田橋グラン・ブルーム

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3月26日 (日) 皇居乾通りの「春の花見」客。「秋の紅葉狩り」と合わせても限られた期間しか入れないとあって多くの人で賑わっていた。案内板にあるように、直進すれば乾門の出口、右に蓮池濠を渡れば西桔橋門跡から常時公開されている皇居東御苑に出られる。
前方に見えているビルは北の丸公園、九段のさらに向こうのJR 総武線飯田橋駅横の「飯田橋グラン・ブルーム (2014) 」で、元警察病院等跡地の再開発ビル。神楽坂下から外堀を渡って靖国神社前に至る早稲田通りは過っての通勤道で懐かしい。

皇居乾通り / 飯田橋グラン・ブルーム

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ロムルスとレムス に授乳する雌狼/ローマ建国神話

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<ロムルスとレムス Romulus et Rémus に授乳する雌狼の像 Statue de la louve avec Romulus et Rémusポール・パンルヴェ広場 Place Paul Painlevé にある。
ローマのカピトリーノ美術館 (1471) にある、カピトリーノの狼 Louve Capitoline (作者、制作年とも定説はないが、11-12世紀の狼に15世紀後半に双子が加えられたか) のレプリカだ。パリとローマの姉妹都市提携 (1956) の記念にローマから寄贈された (1962) 。(京都 1958、東京 1982) 。
ローマの名は初代ローマ王ロムルスに由来する。オオカミはローマのシンボル。31/07/2012.

Louve Capitoline / Romulus et Rémus / Place Paul Painlevé

オテル・アムロー・ド・ビサイユ

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マレ地区のヴィエイユ・デュ・タンプル通り47番地、オテル・アムロー・ド・ビサイユ Hôtel Amelot de Bisseuil (1660) の中庭に CHANEL の広告が・・
解放されている門扉から中庭を見たところです。不思議な風景です。アーチの壁に1枚の鏡が貼られているためです。鏡に映っているのは解放されている門扉、通りにいる人と背後の建物と門扉の裏側の中庭で、逆さに見えています。CHANEL だけは透かし見ているので逆さに見えないのです。鏡との間に立てば逆さになっているのが分かります。
「いちまいのかがみ」を教材に、後に関西大学の教授になられた恩師のH先生が家庭教師だった克明小学校4年生の頃や、朝永振一郎博士の「鏡のなかの世界」を思い出します。
門扉裏の浅浮彫はローマ神話で狼に育てられた<ロムルスとレムス Romulus et Rémus (1660)>、見えているのは王の簒奪者アムーリウス  Amulius ではないかと・・ Thomas Regnaudin (1622-1706) の作品。

Hôtel Amelot de Bisseuil / 47 Rue Vieille du Temple

復活祭のろうそく The Paschal Candle

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復活祭 Pâques で使われるろうそく The Paschal Candle 。昨夏訪れたカンタベリー大聖堂で見かけたもの。2018年の復活祭は今日4月1日の日曜日。
傷口にピン止めした十字の上にギリシャ文字の最初の A 、下に最後の Ω (又は左右に) を置いて、「キリストはすべてのものの始まりと終わりである」ことを表し、その下に暦年が刻まれる。キリストのモノグラム / クリスム Chrisme の XP はギリシャ語でキリスト Χριστος の最初の2文字で、イエス・キリストの IX でもある。

The Paschal Candle / Canterbury Cathedral