新宿の門松 8 JR 東日本本社ビル

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今日は大晦日。門松を立てて2020年の新年を迎えます。
JR 東日本本社ビルの門松。松は芽のついた若い松。竹は節を完全に外した そぎ。梅は藁で。
注連飾りは藁だけで。長尺の竹は玄関側に。筵に巻いた縄の袴。

新宿の門松 / JR 東日本本社ビル

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I am in Lebanon.

バロン薩摩が寄贈した「嗣治 Foujita の 裸婦」

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バロン薩摩が購入し、ベルギーの王立美術館 Musées royaux des beaux-arts de Belgique , Buruxelles に寄贈した (1928) 、嗣治 Foujita の作品< 裸婦 Nu >(1927)
薩摩 治郎八 (1901₋76) はパリを拠点に豪快・華麗で洒落た浪費を重ねて、社交界でバロン薩摩と呼ばれた人物。パリの留学生会館 / パリ日本館は彼の寄贈 (1929) による。モンパルナスにいた藤田等多くの日本人芸術家の支援もしたが佐伯祐三だけは例外だったという。
額縁の上部に「ムッシュ薩摩の寄贈 Don de M. SATSUMA」とある。

Nu (1927) / 嗣治 Foujita (1886-1968) / Musées royaux des beaux-arts de Belgique / Don de M. Satsuma

新国立競技場 小田急サザンタワーから

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小田急サザンタワーから最近 (21日) 杮落しのあった新国立競技場と手前に東京体育館 (1954 1990)。手前の緑地が新宿御苑で奥に神宮外苑。東京タワー (333m) の右に東京ミッドタウン・タワー (248m) 、左に六本木グランドタワー ( 230m 2016) をはじめとする赤坂、六本木界隈。

新国立競技場:オリンピックスタジアム 小田急サザンタワーから

新宿駅・バスタ新宿を見下ろす / 小田急サザンタワー

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小田急サザンタワーからの展望。JR 新宿駅・バスタ新宿を眼下に、山手線高田馬場方面 (北) を。駅を跨ぐ甲州街道に小田急 (と京王) 新宿駅、線路沿い右側高層ビルに西武新宿線新宿駅。その右奥に3棟が重なって見える西戸山タワーホームズ。その右側に新宿ガーデンタワー (159m) と新宿東宝ビル (130m : 歌舞伎町) 。画面左にJR 東日本本社ビル (150m) 、右にJR新宿ミライナタワー (168m) 。

新宿駅・バスタ新宿を見下ろす

ロータリーとモニュメント 129 ルーヴル広場

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ルーヴル宮の東面:ペロー コロネード Colonnade de Perrault 前のアミラル・ド・コリニー・通り Rue de l’Amiral de Colignyとパリ1区区役所庁舎及びサン ジェルマン ロクセロワ教会 Saint-Germain-l’Auxerrois に接するルーヴル広場 Place du Louvre
写真は憩いの場となっているその北側部分。左の建物はリヴォり通りとルーヴル通りの交差点で、地下にメトロ1号線の Louvre – Rivoli 駅。区役所はマロニエの並木の右側。

Place du Louvre / Rue de Rivoli / Rue de l’Amiral de Coligny

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リッツ / パリ の クリスマスツリー Sapin de Noël – 2

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Sapin de Noël / Ritz Paris

今日はクリスマスです。昨年のリッツ / パリ Ritz Paris  の クリスマスツリー Sapin de Noël です。

昨年紹介したクリスマスツリーです。

Sapin de Noël / Étoile de Noël / Ritz Paris

フォート ド キュル 強制収容所 / メッス

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メッスにあったフォートドキュル強制収容所 (1940-44) はナッツヴァイラー / ストリュートフ強制収容所 の分館として、親衛隊によるレジスタンス等の尋問収容所 (1943-44) だった。
壁面のイラストにあるように、1800人の愛国者が目隠しされ手足を縛られて、拷問と尋問を受け、36人が死亡し4人が脱走した。その他は ストリュートフ強制収容所 に移送された。
指揮官だった親衛隊上級曹長のヘンペンはメッスの軍事裁判において36人の殺害で死刑判決を受けた。
ロレーヌ地方の要塞:フォート ド キュル Fort de Queuleu はフランスが構築 (1868) 後にプロイセンに占領された (1871-1918) 。その後再びドイツに占領された (1940-44) 。
ボランティアの案内人の一人、イタリア生まれの御婦人は兄弟がここに収容され移送されたと話されていた。                    2018.08.19.

Camp d’internement du fort de Queuleu / Fort de Queuleu / Metz

パリの建物 42 ショア記念館

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第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺のフランス人犠牲者に捧げられたショア記念館 Mémorial de la Shoah (2005) の前庭。
中心に置かれたモニュメントに大多数が命を奪われたアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所の名は背面になっていて見れないが、マイダネク (ルブリン) 強制収容所、ソビボル強制収容所、マウトハウゼン強制収容所、ストリュートフ強制収容所のキャンプ名、ワルシャワ・ゲットーが見えている。
また、背後の壁に彫刻家アービット・ブラタスによって制作された (1982) ユダヤ人の迫害を表す浅浮き彫りの一部が見える。
フランスからは11,000名の子供を含む76,000名のユダヤ人が強制送還された。生き残ったのは僅か2,500名だった。
ショア Shoah とはホロコースト:ナチスによるユダヤ人大虐殺 のこと。入場のセキュリティは極めて厳重。

Mémorial de la Shoah

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ドミニク・アングル の ヴィーナス・アナディオメネ

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ドミニク・アングル Jean-Auguste-Dominique Ingres (1780-1867) が40年かけて制作した (1808-48) 海から上がるヴィーナス / ヴィーナス・アナディオメネ Vénus Anadyomène 
シャンティイ城内のコンデ美術館所蔵。

Vénus Anadyomène (1808-1848) / Jean-Auguste-Dominique Ingres (1780-1867) / Musée Condé / Chantilly

古代ギリシャの画家 アペレス Apelles が描いたとされるこの主題での有名な絵、<海から上がる (生まれる) ヴィーナス (アフロディテ)  Aphrodite Anadyomene  /Apelles  (紀元前330年頃) >に関して残されている記述を基に描いたとされるティツィアーノ Tiziano Vecellio (1488 or 90-1578) による同名の作品 (スコットランド・ナショナルギャラリー) は既に紹介した。

オルセー美術館で観れる<泉 La Source (1820-56) >の女性がとるポーズは本作品が原型と考えられている。

グリフォンと雌馬の間に生まれたというヒッポグリフ

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ドミニク・アングル Jean-Auguste-Dominique Ingres (1780-1867) による<ルッジェーロに救われたアンジェリカ Angelica saved by Ruggiero (1819-39)>、ナショナルギャラリー所蔵。
ルーヴル美術館所蔵の Roger délivrant Angélique (1819) の縮小版レプリカ。

Hippogriffe / Angelica saved by Ruggiero (1819-39) / Jean-Auguste-Dominique Ingres (1780-1867) / The National Gallery

上半身が鷲、下半身がライオンの伝説上の生物 グリフォン Griffon / Griffin と雌馬の間に生まれたという伝説の生物がヒッポグリフ Hippogriff 。
上半身が鷲、下半身が雌馬のヒッポグリフに乗ったルッジェーロが鎖で繋がれモンスターの餌食になりかけのアンジェリカを救出する。
ルドヴィーコ・アリオストによるルネサンス期イタリアの叙事詩「狂えるオルランド Orlando Furioso」が題材。
アンドロメダとペルセウス Persée et Andromède と似た話。

 

駐日英国大使館門扉のイギリス国章

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グレートブリテン及び北アイルランド連合王国:イギリス United Kingdom の駐日英国大使館の門扉及び建物破風に取り付けられたイギリス国章。          2018.03.26.
ヴィクトリア女王からジョージ6世まで (1837-1952) 使用された国章:王の紋章で、現在使われているエリザベス2世 (1952-) 即位後の国章とは異なる。バッキンガム宮殿で見られる王の紋章と同じで、グレートブリテン及びアイルランド連合王国の紋章
千代田区1番町1:この地に移った (1874) 前身の公使館 (1905 大使館) は関東大震災により倒壊し、その後再建された (1929) 。

駐日英国大使館門扉のイギリス国章

バッキンガム宮殿 正面中央の紋章

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バッキンガム宮殿 (1837 ヴィクトリア女王即位以降 王宮) 正面中央の門扉とその両側の門扉に見られる The Royal Cypher  VR は「ヴィクトリア女王 Victoria Regina」のモノグラム 。
王冠はセントエドワードの王冠 St Edward’s Crown / Queen Victoria Crown 、エリザベス2世が用いているものと同じ。
底部にイングランドの守護聖人セント・ジョージの竜退治のメダルが付いたガーター勲章。
門扉の上にはヴィクトリア女王からジョージ6世まで (1837-1952) スコットランド以外で用いた王の紋章 Royal arms 。左にライオン、右にユニコーン。底部に<神と我が権利 Dieu et Mon Droit>のリボンが付いている。

左上壁の紋章はヴィクトリア女王からジョージ6世まで (1837-1952) 使用された王の紋章 Arms 。右上壁の紋章は左にジョージ5世、右に王妃メアリー・オブ・テックの紋章。
いずれも中世フランス語で<悪意を抱く者に災いあれ Honi soit qui mal y pense>と記した英国騎士団のガーター勲章で囲まれ、チューダー王冠 Tudor Crown を頂いている。

Royal Cypher VR : Victoria Regina / Royal arms used by Queen Victoria / Buckingham Palace

参考

ロンドン / バッキンガム宮殿の門扉に付けられているヴィクトリア女王からジョージ6世まで (1837-1952) の間使用された<連合王国イギリス  United Kingdom の紋章>。

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ここはイングランド。イングランドの3頭の匍匐ライオン Lion passant がシールド (盾) の左上と右下に、右上にスコットランドの起立ライオン Lion rampant 、そして左下にアイルランドの竪琴が。
左をイングランドのライオン、右をスコットランドのユニコーンがシールドを支えている。
イングランドの守護聖人セント・ジョージの竜退治のメダルが付いている。

元禄15年12月14日 討ち入り

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赤穂事件により元禄14年4月18日 (1702.05.25) 無血開城した播磨赤穂藩の居城:赤穂城。復元された本丸門 (1996) は一の門である入母屋造りの櫓門と二の門である切妻造りの高麗門から成る長方形の内枡形門。

赤穂城本丸門 / 赤穂

元禄15年12月14日 (西暦 1703.01.30) は赤穂浪人47士の討ち入りの日。和暦の12月14日に赤穂義士祭が行われている (1903以降) 。
墓所の泉岳寺でも赤穂義士祭 (1950以降) が行われた (写真:youtube より借用) 。向かって右に浅野家の家紋:丸に左違い鷹の羽、左に大石家の家紋:右二つ巴 を染め抜いた幕が懸けられている。

赤穂義士祭 / 泉岳寺

 

 

後期ゴシック様式の トムタワー / オックスフォード

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オックスフォード大学の中で最大のカレッジであるクライスト・チャーチ Christ Church の中庭とトムタワー。                                                                                                   2011.08.11.
トムタワー Tom Tower (1681-82) はセントポール大聖堂等の建築を手がけたクリストファーレン Christopher Wren (1632-1723) による後期ゴシック様式のベルタワー。
Tom Quad と呼ばれる中庭 The Great Quadrangle (1525-29) にマーキュリーの噴水がある。

Tom Tower / Christopher Wren (1632-1723) / The Great Quadrangle / The Mercury fountain / Christchurch College / Oxford

ヴェネチアゴシック様式の メドウズ / オックスフォード

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オックスフォード大学の中で最大のカレッジであるクライスト・チャーチ Christ Church の建物の一つメドウビルディング The Meadow Building / Meadows (1862–66) 。
ヴェネチアゴシック様式だが、中央最上部のペディメントは段付き切妻になっている。トーマス・ディーン Thomas Deane (1792-1871) の建築作品。    2011.08.11.

The Meadow Building / Christchurch College / University of Oxford / Oxford / Venetian Gothic Style

パプアニューギニア パプアニューギニアの国旗

エドワードバロック様式の メリルボーン駅 / ロンドン

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マンチェスターやオックスフォード等への路線を持つチルターン・レイルウェイズ Chiltern Railways のテルミナであるメリルボーン駅 Marylebone station (1899)。
エドワードバロック様式 (ネオ-バロック様式) の駅舎は周辺のオランダ切妻を持つ住宅との調和を企図してデザインされた。

Marylebone station / Chiltern Railways / Edwardian Baroque / Neo-Baroque style / London

 

ルグドゥノム・ブション・リヨネ / 神楽坂 本田横丁

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Lugdunum Bouchon Lyonnais / Fête des Lumières Lyon / 神楽坂・本田横丁

神楽坂通りを入った本田横丁にある Lugdunum Bouchon Lyonnais でのパーティ (コース料理) がありました。
フランスのリヨン料理のお店です。

おせち料理を予約により提供しています。
Fête des Lumières Lyon の蝋燭。

ギャラリー・イグレックの花々 253 ネリネ (ダイヤモンドリリー)             

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ネリネ Nerine の花です。ダイヤモンドリリーとも言われます。南アフリカ原産のヒガンバナ科ネリネ属の植物です。                    2019.11.24.

ネリネ(ダイヤモンドリリー)/ Galerie Y.

シャンドスの肖像 / ウィリアム・シェイクスピア

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Chandos portrait of William Shakespeare / John Taylor / National Portrait Gallery / London

生前に描かれた唯一のウィリアム・シェイクスピア William Shakespeare (1564-1616 ) の肖像画とされている<シャンドスの肖像 Chandos portrait (1600-10)>。
元の所有者だったシャンドス公爵に因んでこう呼ばれている。
俳優で画家だったジョン・テーラー John Taylor (?-1651) の作とされている。
ナショナル・ポートレート・ギャラリー National Portrait Gallery 所蔵作品の第1号 NPG 1 だ。
この肖像画に倣って後世複数の肖像画が描かれている。

ウイリアム・シェークスピアの像 / レスタースクエア

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ウェストミンスター寺院 Westminster Abbey にあるシェークスピアのモニュメント (Peter Scheemakers (1691-1781) 作 (1740) ) をベースにして Giovanni Fontana (1821-93) がコピーしたもの (1874) 。There is no darkness but ignorance 暗闇とは無知 / 十二夜 Twelfth Night の一節。
シェークスピアの風貌は見慣れたものとは違う。

Statue of William Shakespeare (1847) / Giovanni Fontana (1821-93) / Leicester Square / There is no darkness but ignorance / London

シャルル7世の ランス大聖堂での戴冠式 における ジャンヌ・ダルク

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オルレアンの美術アカデミーの依頼を受けてドミニク・アングル Jean-Auguste-Dominique Ingres (1780-1867) が制作した<シャルル7世のランス大聖堂での戴冠式におけるジャンヌ・ダルク Jeanne d’Arc au sacre du roi Charles VII, dans la cathédrale de Reims (1855)>。

Jeanne d’Arc au sacre du roi Charles VII, dans la cathédrale de Reims (1855) / Jean-Auguste-Dominique Ingres (1780-1867) / Musée du Louvre

甲冑姿で、ヘルメットと手袋は外して足下に置いている。
ラップドレスの模様に彼女の紋章が入っている。
フランスの勝利を確信して、旗をかざし天を仰ぐ姿を描いている。
常に彼女に付き添った従軍司祭 Aumônier ジャン・パスケレル Jean Pasquerel の後ろに立っている甲冑を付けた侍者はアングル自身らしい。
トルバドールスタイル Style troubadour の画家として歴史を細部にわたって再現する最大限の努力がされているという。

ルーヴル美術館所有。

エヴァ・プリマ・パンドラ / ジャン・クーザン

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フランス絵画史上最初の全身裸体画とされる。フォンテーヌブロー派の画家・彫刻家 ジャン・クーザン Jean Cousin l’Ancien (vers 1490- vers 1560) 作の<エヴァ・プリマ・パンドラ Eva prima Pandora (1550頃)>。ルーヴル美術館所蔵。
右手にリンゴの小枝を持ち髑髏に肘をついている。蛇の絡みついた左手で壺の蓋を抑えている。リンゴを食べてしまったイヴ、壺の蓋を開けてしまったパンドラ。背景に新旧の世界。
アンリ2世のパリ入城 (1549) に際し、ジャン・クーザンはパリのアレゴリーである「ニンフに身を包んだ新しいパンドラ」で凱旋門を装飾した。その新しいパンドラを画面中央に描いている。これからの災厄を抑えるアンリ2世に期待をかけたものかと‥

Eva prima Pandora (vers 1550) / Jean Cousin l’Ancien (vers 1490- vers 1560) / Musée du Louvre