ルイ・フィリップが選んだ著名な王妃と女性 11   マルグリッド・ダンジュー

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百年戦争の最中、ランカスター朝最後のイングランド王ヘンリー6世 (1421 生まれ、在位:1422-71) に嫁ぎ (1445) 、波乱万丈の人生を送ったマーガレット・オブ・アンジュー (マルグリッド・ダンジュー Marguerite d’Anjou) (1429-82) の立像。

Marguerite d’Anjou (avec son fils Édouard) / Jardin du Luxembourg

イングランドの女王と銘があり、戦死した王太子プリンスオブウェールズで息子のエドワード Édouard (1453-71) と一緒だ。冠にはフルール・ド・リスが。Ferdinand Taluet (1821-1909) による彫刻 (1877) 。
フランス王を僭称していたヘンリー6世はフランスとの和平を推進したが、カレー以外の大陸領を失って百年戦争が終結 (1453) するとヨーク家との間で薔薇戦争が勃発 (1455-85) 、1471 年に廃位されて死去。
マーガレットはルイ11世が身代金を支払って釈放されたが、相続権を奪われ貧困の中アンジューで死去したという。夫君の創設したケンブリッジ大学のキングス・カレッジに対して「クイーンズ・カレッジ」の創設者。