「シャンパーニュの大市」が行われたプロヴァン

   depuis  2001

両替の十字 Croix des Changes (13世紀) のあるプロヴァンのシャテル広場 Place du Châtel 。ヨーロッパ各地の商人たちによる商取引がこのクロスの足元で行われた。
十字は枠外。左は井戸。背景にセザール/シーザー塔 Tour César ジャンヌ・ダルク所縁のサン=キリアス教会 Collégiale St Quiriace
地の利を生かしたシャンパーニュ伯 (1022-1314) は商人達に税を免除し、自由と安全を保障して1年を通じて領内4か所で巡回的に「シャンパーニュの大市 Foires de Champagne 」を開いた。ヴェネツィア、ジェノヴァなどのイタリア商人が支配する地中海商業圏、ハンザ同盟主軸の北欧商業圏等ヨーロッパ諸国の商人の交易で最も賑わったのがプロヴァンだった。

Foires de Champagne / Place du Châtel / Provins / Tour César / Collégiale St Quiriace / Comtes de Champagne

ジャンヌ・ダルクが立ち寄った サン=キリアス教会

   depuis  2001

プロヴァン Provins のサン=キリアス教会 Collégiale St Quiriace は中世の交易都市プロヴァンの繁栄と衰退の証人。風変わりな外観を持つこの教会は12世紀に着工されたが完成することがなかった。広場の左端に置かれている十字は計画時の教会の入り口の位置を示している。
ランス大聖堂におけるシャルル7世の戴冠式 (1429.07.17.) を無事終えたジャンヌ・ダルク Jeanne d’Arc (1412-31) はシャルル7世共々プロヴァンに逗留し、ここでミサを聞いた (1429.08.03. / Le 3 août 1429) 。その後、パリに進軍することになるのだがサントノーレ門付近で負傷し「パリ包囲戦」に失敗する (1429.09.08.) 。

Jeanne d’Arc / Collégiale St Quiriace / Provins