フランス学士院の日時計 – 2

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Cadran solaire / Institut de France / Cour d’honneur

フランス学士院 Institut de France の中庭 Cour d’honneur に面した壁面に ”午後の日時計” と一対になっている ”午前の日時計”  (2008年復元) 。
冬時間の午後3時半頃なので影はありません。
モットーは<Nocte pulsa refulgen mentibus 夜を追い払い心を啓発す>
時間を示すローマ数字の他、上から黄道十二宮 Signe du zodiaque のやぎ座 (12.22-01.20)、おひつじ座 (03.21-04.20)及びてんびん座 (09.23-10.22)、かに座(06.22-07.22) のシンボルマークと日蔭線が入っていて月日の目安になります。
10月26日なので、♑と ♎♈ ラインとの間に影の先端が入るはずです。

 

フランス学士院の日時計

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Cadran solaire / Institut de France / Cour d’honneur

フランス学士院 Institut de France  の科学アカデミー350周年 (2016) に合わせて復元された”午後の日時計”。
中庭 Cour d’honneur に面した壁面に”午前の日時計”と一対になっています。歴史的建造物と一体で保全されている日時計がフランスには63あるそうです。
Sol maturat fructus Minervae 太陽がミネルヴァの実を熟す>、ここでのミネルヴァは知恵を司る女神でマザラン枢機卿創設の大学に相応しい標語 / モットーと思いました。

マザランの慰霊碑 / フランス学士院

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Cénotaphe de Mazarin / Coupole de l’Institut de France / Chapelle du collège des Quatre-Nations

現在フランス学士院として使われているジュール・マザラン Jules Mazarin (1602-61) が創設した (旧) 大学 Collège des Quatre-Nations の礼拝堂にマザランの慰霊碑 (墓所) はあります。
リシュリュー枢機卿・宰相の後任として実質上の宰相であったマザラン枢機卿はソルボンヌの礼拝堂に墓所を持った先任に倣って自ら大学を創設したとも伝えられているようです。
棺の上にマザラン像とファスケス Faisceau を抱く天使。頂部にマザラン枢機卿の紋章。シールドにあるマザリンの紋章はファスケスに3個の五芒星。

フランス学士院 の ナポレオン1世像

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フランス革命後ナポレオン1世はルーヴル宮にあったフランス学士院をマザランの創設した大学 Collège des Quatre-Nations に移転しました (1805) 。         フランス学士院

Napoléon empereur (1807) / Philippe-Laurent Roland (1746-1816) / Coupole de l’Institut de France

大学の礼拝堂だったクーポール (丸屋根) のニッチにナポレオンの全身像が置かれています。フィリップ=ローラン・ローランド Philippe-Laurent Roland (1746-1816) の作品<Napoléon empereur (1807)>です。
頭に月桂冠、ミツバチ模様のコートを着、レジオン・ドヌール勲章を付けた鷲のネックレス、左手に王杖、右手に月桂樹の花輪を持っています。花輪を置いた台座にはローマ神話で「知恵と戦略の女神ミネルヴァ Minerve 」の浅浮彫が・・
ミツバチ、鷲は皇帝ナポレオンの属性です。

フランス学士院から見た 秋のセーヌ川

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La Seine / Institut de France / Pont des Arts / Quai de Conti

フランス学士院の中から見たセーヌ川の秋の風景です。
セーヌ川に架かる人道橋のポンデザール Pont des Arts とカルーゼル橋が見えています。
右岸の建物はルーヴル美術館です。