コロン ヴァンドーム に載った 3体のナポレオンⅠ世像

   depuis  2001

リッツホテル Ritz Paris の全額出資によって修復工事中 (2014-16) にヴァンドーム広場にあった<コロン ヴァンドーム に載った 3体のナポレオン像>の案内板。2014.08.11.
1代目、ローマ皇帝シーザーのいでたちのナポレオン像 Napoléon en César (1810-14) はアントワン=デニス・ショーデ Antoine-Denis Chaudet (1763-1810) の作品。ナポレオンⅠ世のアウステルリッツの戦勝記念として設置された。失脚に伴い占領中の連合国によって降ろされた後に溶融された (ポンヌフ広場のアンリ4世の騎馬像に転用) 。
2代目 (1833-63) のナポレオンⅠ世像は7月革命後の立憲王政下でのシャルル・エミール・セウル Charles Émile Seurre (1798-1858) の作品で、ちびの伍長 petit caporal とあだ名されたナポレオン・ボナパルトの像 Napoléon en petit caporal だ。
3代目 (1863-71) は第2帝政下にナポレオンⅢ世が元に戻して置き換えたナポレオン像 Napoléon en César 。1代目をベースにしたオーギュスト・デュモン Auguste Dumont (1801-84) によるレプリカでパリコミューンにより破壊され、現在の4代目 (1875-) はそれを復元したもの。右の手のひらに置いている”勝利の宝珠”は保存されていた唯一のオリジナルで元は左の手の平にあった。

Napoléon en César / Napoléon en petit caporal / Place Vendôme / Colonne Vendôme

 

フランス学士院 の ナポレオン1世像

   depuis  2001

フランス革命後ナポレオン1世はルーヴル宮にあったフランス学士院をマザランの創設した大学 Collège des Quatre-Nations に移転しました (1805) 。         フランス学士院

Napoléon empereur (1807) / Philippe-Laurent Roland (1746-1816) / Coupole de l’Institut de France

大学の礼拝堂だったクーポール (丸屋根) のニッチにナポレオンの全身像が置かれています。フィリップ=ローラン・ローランド Philippe-Laurent Roland (1746-1816) の作品<Napoléon empereur (1807)>です。
頭に月桂冠、ミツバチ模様のコートを着、レジオン・ドヌール勲章を付けた鷲のネックレス、左手に王杖、右手に月桂樹の花輪を持っています。花輪を置いた台座にはローマ神話で「知恵と戦略の女神ミネルヴァ Minerve 」の浅浮彫が・・
ミツバチ、鷲は皇帝ナポレオンの属性です。